象印クイズ・ヒントでピント

その昔、日曜の夜7時半からやっていたクイズ番組

7時からやっていた「クイズひらめきパスワード」で
何問か当てて、気分を良くしている親父を
奈落の底に叩き込む番組

普通、芸能人がパネラーのクイズ番組と言うのは
視聴者が「あ、わかった!」とか「うーん、わからないなぁ」
とか言いながら楽しく見るものだと思うのだが
この「ヒントでピント」は、恐らく日本中の視聴者が
まだ誰もわからない段階で、パネラーが答えてしまう恐怖の番組
ちっとも、ヒントでピンとこないわけだが・・・・

その恐怖は、最終問題の「16分割」で起こる

16分割と言うのは、16の隠されたヒントや写真を
次々と開けていき、そのヒントから連想される答えを
当てるというものなのだが、これがかなりの難問で
当時小学生だったオイラなど、16枚全部開いても
わからないほどだった、




なのに・・・・・



土居まさる「さぁ、最終16分割!男性軍には旗が立ちました
      ヒント1枚で正解したら、16点の倍32点が入って
      象印賞勝利!7枚までに答えれば逆転勝利
      女性軍は、答えさえすれば勝利です」





ピッピッピッピッ





1枚目が開く(なにか扉のような写真)



キンコン!!



土居 「・・・・・純ちゃん!!」



高田 「・・・・日本の端にある公衆トイレ!!」



ブッブー




高田純次の大ボケで、なごんだお茶の間の空気が
凍りつくのに、時間はかからなかった





ピッピッピッピッ




2枚目が開く(また、変な扉の写真が出てくる)





キンコン!




土居 「・・・・浅井さん!!!」



浅井 「えーと・・・全国の・・県庁の門?」




土居 「正解!!15点の倍の30点が男性軍に!!
    58点!男性軍の逆転勝利!」





いったいこのタイミングでわかった人などいるのだろうか?
日本に?




うちの親父は


「あのヤロー、絶対答え知ってやがるよ!
 ヤラセだよ!来週からは見ないぞ!」

などと言って憤慨しているのだが
なぜか来週も必ず見ている・・・・不思議だ・・・

そして、また同じところで憤慨している・・・・不思議だ・・・



この浅井慎平という男、写真家らしいのだが
とにかく毎週のように、16分割を1枚か2枚で当ててしまうのである
小学生のオイラなど、
はらたいら浅井慎平、どっちが上かな?」
と、真剣に考えたりしたものだ

まぁ、「ヒントでピント」で一番印象に残っている事と言えば
番組中、1問も答えられず、ただ座っていただけなのに
帰りに、「象印ホットプレート やきやき」を貰って
にが笑いしてるゲストの顔だな


さて、8時からの「天才!たけしの元気が出るテレビ」は
親と見れる内容じゃないから、自分の部屋で見るとするかな。